Leica Summicron(ズミクロン)M 35mm f2 1st 8枚玉
1958年に登場した、伝説的なレンズがこのズミクロン 35mm F2のファーストモデルです。
洗練されたデザイン(60年近く前のものだとは思えません)、6群8枚のガラスを使用し「8枚玉」として知られています。
多くの写真家やライカユーザーに「8枚玉は別格」と言わしめるほどの1本。
現在のライカのレンズはブラックのカラーが一般的ですが、このシルバークロームの質感はものすごいです。
光沢はありますが、マットの中間のような、絶妙な色合いです。金属感はあるものの、無骨ではなく。
肝心の写りはピントを合わせた部分はしっかり描写して、それ以外は少し柔らかめという感じです。
薄暗いところと真っ暗なところがしっかり分かるような階調の豊かさが特徴だと思います。
光と影が強いところでは特にそれを感じられるでしょう。