Leica-M Monochrom + Summilux 35mm f1.4 ASPH
Leica-M Monochrom(モノクローム)はLeicaのデジタルボディの中でも特にハッキリと好き嫌いが分かれるかもしれません。
モノクロ設定で撮れば同じでは?と思っている方。違います。
分かりやすく説明されている記事があるのでご紹介します。
35mmフルサイズセンサーの画素数は約1800万画素。
しかし、明暗差のみを記録するモノクロ専用にすることでセンサーのフィルターを省くことができ、解像度は約2倍の3600万画素に、またISO感度も約1.5倍から約2倍に向上するという。当然、カラー撮影で起きるような偽色の問題もない。このカメラが、プロフェッショナルカメラマンやカメラ愛好家のあいだで、モノクローム写真撮影の決定版的な道具となることは、間違いないだろう。....OPENERSライカ社社主に訊く、いま求められるモノクロームという力より引用しました.
――とはいえ、モノクローム専用デジタルカメラというものは、マーケティング的にハードルが高いとおもいますが、現在のデジタルカメラのマーケットに対するチャレンジという意味もありますか?
じつはモノクロームのMデジタルが生まれた背景にはマーケティング的な側面よりも、技術的なものが大きくありました。カラーフィルターを使う通常のカラーのデジタルカメラより、カラーフィルターなしのセンサーだけのほうが、理論的に解像感が高いデジタルカメラをつくれることは、ライカの技術者は分かっていました。ただおっしゃるように、当時はまだマーケティング的なリスクが高いという判断があり、すぐには商品化に至りませんでした。
――カラーフィルターをなくすことで、このカメラを手にしたフォトグラファーは、写真という世界を文字通り色眼鏡をかけることなく、よりダイレクトにみることになるのではないでしょうか。
そうですね。これまでのデジタルカメラはカラーフィルターを通すことでデジタル処理が施されるので、それがないモノクロームカメラはよりダイレクトに世界を見ることに繋がります。
――モノクロのデジタルMであるメリットを教えて下さい。
3つメリットがあります。1つは先ほどお話した、カラーフィルターをとることによる解像度のアップ。具体的には同じ画素数のカラーデジタルカメラと比べて約2倍解像度がアップする計算です。2つめはカラーフィルターは色がついたサングラスのようなもので、そこを通る光を若干劣化させます。ですのでそれがないことによってカメラの感度を絞りで約1.5から2段階上げることが可能になります。3つめはモノクロ専用機ということで、フォトグラファーが色といった要素を考えることなく、撮影に集中することができることです。カラー撮影に慣れた人びとにとっては、まったくあたらしい心持ちで撮影ができるのではないかとおもっています。
...OPENERS 開発者インタビュー&実機撮影記事より引用しました。
上の記事はライカ社主アンドレアス・カウフマン氏とライカMモノクローム開発者ステファン・ダニエル氏のインタビューをした際に言われてること。
カラーに比べてカラーフィルターが無いので解像度が約2倍違うっていう点、そのおかげでカメラの感度を絞りで約1.5〜2段階あげることが可能になるという点。
だからモノクロームで撮影した写真って艶っぽく仕上がるんですね。
カラーデジタルボディでもモノクロ設定で撮れるんですが、やっぱり違うんです。
モノクロームを持ち出して、白黒だけの写真を撮る場合、カラーの時とは意識するポイントが違って光と影を意識しますよね。
撮ってて思ったのはモノクロームで金属やアルミとかの素材を撮るとかなり良い感じに写ります。
モノクロームのブラックボディにブラックのレンズ。良いですね〜。
バシバシっと撮って、ちょっとカフェで休憩しつつどんな感じに撮れたか確認する。
そんな作業も楽しいひと時でございます。
『Leica x coffee』の組み合わせは◎
モノクロームに関しては、どんなに良さを力説したところで使ってみた時の良さを伝えるのは難しいですね。
でも一度でも使ってみると必ずハマります。間違いなくささります。
これから初めてライカです!っていう人にこそ試して欲しい。お値段は少し張りますが、そんなことが吹き飛ぶぐらい楽しいですから。