Leica Summilux 35mm f/1.4 2nd + M Monochrom @渋谷
ズミルックス 35mm f/1.4 2ndは1968年から90年代初頭まで生産された、ロングセラーレンズです。
球面レンズを採用していることから、現行のASPH(非球面レンズ)モデルと対比して「球面ズミルックス」と呼ばれることもあります。
初代ズミルックスから受け継がれた開放での凄まじい滲みが最大の特徴で、ASPHのズミルックスのイメージからは対極的とも言えます。
とはいえ、癖があるだけでは無いのがさすがライカのレンズというところで絞っていくと滲みは消え、f/4あたりでは同じレンズとは思えないほど写りが変わります。
今回は緊急事態宣言が発令され、全くと言って良いほど人がいない渋谷でM Monochromにこのズミルックスを付けて撮影してきました。
CCDセンサー搭載のモノクロームはデジタルボディの中ではフィルムライクの描写のため、オールドレンズとの相性が非常に良いのが特徴です。
上の写真はこのレンズの特徴の出た1枚だと思います。撮影時にピントはバッチリ奥に合わせています。四隅の光の落ち方やモヤッとした写りは独特です。
一方で絞ると下のような感じのパキッとした描写に変わります。
さすがに現行レンズのレベルまでとはいきませんが、それでも45年前のレンズでこの写りは凄いの一言です。
単焦点らしい、ボケを効かせた描写も雰囲気があります。
35mmレンズで撮るとパルコの建物の大きさが良く分かります。
道の向こう側まで人がおらず完全に見通せるのはそうそう無いのではないでしょうか。
PSG(パリ・サンジェルマン)の公式ショップではキャプテン翼コラボをやっているそうなので、営業再開したら行きたいですね。
デジタルボディでも非常にレトロな写りを編集無しで楽しめるのが最大の特徴だと思います。
結構な枚数の写真があるので、Part2では開放と絞った時の比較を載せる予定です。
それでは次回をお楽しみに。