Leica Summilux 35mm f/1.4 2nd 【OH済み】
¥345,000
売り切れ
ブランド: Leica
商品名: Summilux 35mm f/1.4 2nd (ズミルックス 35/1.4 第2世代)
シリアル: 337xxxx (1985年)
マウント: ライカMマウント
付属品: 12504フード、シリーズ7フィルター、ソフトケース、元箱(シリアル違い)
1ヶ月保証付き
「球面ズミルックス」と言われるこの第2世代の35mmズミルックスはクセ玉として知られています。
1960年代から90年の初頭まで製造されたロングセラーで、いくつかのバリエーションが存在します。
この個体は85年にカナダで製造されたもので、このレンズの中では後期に当たる製造時期です。
前面のレンズ名の表記のフォントが細くなり、単語間が大きくなってスッキリとした外観になっています。
描写に関しては発売当初の評判は良いものとは言えず、設計の変更を求める声も多数あったそうです。確かに良い意味でも悪い意味でも「ライカっぽくは無い」というのが当てはまるレンズですね。
同じズミルックスでもASPHレンズのように開放から解像度が高く、自然なボケをイメージとしていると全く違う印象を受けると思います。
実際、初めてこのレンズで開放で撮った時はPCで写真を見た時に滲みが凄すぎて「ピントを合わせ損なったかな?」と思ったぐらいのソフトな描写でした。
ただ、F4ぐらいまで絞ると輪郭、質感を良く出してくれるので、使えば使うほど発見のあるレンズです。
M8やM9、M MonochromといったCCDセンサーを搭載したデジタルライカで使うと原色が全面に出たフィルムっぽさが更に出てかなり良い感じです。
M 240などの240系のCMOSセンサー搭載ボディの場合はソフトな描写が目立ちます。
絞りと光の入り方で描写が正反対と言えるぐらい変わる、面白いレンズです。
以下のアルバムでその写りを見て頂ければと思います。
また、今回の個体は専用の12504フード、シリーズ7フィルターが付属しています。
元箱は同じSummilux 35mm f/1.4用ですが、シリアルが異なりますのでおまけとしてお考え下さい。
以前から価格は上昇傾向でしたが、今回のコロナウィルスの影響でより相場が高まった印象です。ご購入をお考えの方はお早めに・・・
[外観]
使用に伴い、数字の表記が若干薄くなっている部分があります。
使用感はあるものの、大きな傷や凹みなどはありません。
詳しい状態は商品写真をご覧下さい。
[光学]
オーバーホールに伴い、清掃済みです。
自然光ではレンズ内にスレ、ゴミ、
除去しきれなかったチリはありますが、描写には影響のない程度です。
ペンライトなどで強い光を当てるとうすいクモリが見られますが、こちらも影響はありません。
[動作]
ヘリコイド部分のグリスは再塗布済みです。
ピントリング・絞りともに動作はスムーズです。
デジタルMボディでも干渉しないことを確認済みです。
[オーバーホール内容]
・レンズ(光学系)の分解・清掃
・無限遠のピント確認・調整
・距離計連動の確認・調整
・絞り羽根の分解・清掃
・絞り動作部分の調整
・ヘリコイドグリスの入れ替え
・沈胴ロック機構の調整(沈胴レンズの場合)