Leica Elmar 50mm f/3.5 沈胴 Mマウント
バルナックライカでの定番レンズとして知られるエルマー 50mm F3.5ですがMマウントでも少量ではありますが存在してるんです。
このエルマーは1954年のM3の発売と同時に発売されました。
M型ライカの標準レンズはズミクロンの50mmだったため、エルマーはサブラインナップとして考えられていたよう。
Lマウントのエルマーと光学系は同じですが、内面反射がしにくいように作られていたり外観ががっしりしているのが異なる点です。後に発売されたエルマー 50mm F2.8と比べてもこちらの方がフード無しでもしっかり写すことができる構造になっています。
生産本数は13,000本程度と言われています。
F2.8のエルマーが50,000本ですので、それと比べると入手が少し難しいレンズです。
オールドレンズの柔らかさとある程度のシャープさを兼ね備えたレンズです。沈胴のギミックも良いですね。