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Leica Xenon 50mm f/1.5 [Lマウント] 【OH済み】

¥139,000

Brand Leica
SKU: Le0257

売り切れ

ブランド: Leica
商品名: Xenon 50mm f/1.5 (クセノン 50/1.5)【OH済み】
シリアル: 375505 (Yr 1937)
マウント: ライカLマウント
付属品: 無し

1ヶ月保証付き

Leitzの名で発売されているこのレンズ、Xenon(クセノン)と読みます。Summarit 50mm f/1.5の原型となっているのですが実は同じドイツのSchneider(シュナイダー)社が生産していたものです。当時、Leitz社はSchneider社から超広角レンズのSuper-Angulonと大口径レンズのXenonの供給を受けていました。

このXenon 50mm F1.5はこれまたドイツのCarl Zeiss(カール・ツァイス)のSonnar 50mm f/2というレンズに対抗するために開発されたものでした。しかし、これが完成したころにCarl ZeissからはSonnar 50mm f/1.5が出てしまったため、大々的に売り出すことは出来なかったのです。

Sonnarを搭載したCarl Zeissのカメラ、Contaxに対抗するためにLeitz社がLeica IIIaに搭載するレンズとしてこのXenonを指名してLeitzの名前で発売されることになったという経緯があります。

このレンズは1936年から1950年までの間でわずか6000-6500本ほどしか製造されませんでした。実際、Sonnarのインパクトが大きかったのであまり売れなかったようです・・・

1937年のレンズのためノンコートです。コーティングありに比べると柔らかめに写ります。Summarit同様に前玉にキズが付きやすいガラスですがキズは少なめなので、そこまでぼやけた感じにはならないと思います。Summaritは丸絞りですが、Xenonは六角絞りとなっています。

とはいえ、Summiluxの原型となったSummaritのベースですので開放(f/1.5)でもピント部分は細かく解像します。ぐるぐるボケも出るので開放で撮る機会が多いかもしれませんが、絞ると色味もハッキリ出てきて現代的な写りに近くなるので80年前のレンズとは思えないです。


[外観]
使用感はややありますが、大きなキズやアタリはありません。
わずかにメッキが剥がれて真鍮が出てきている部分があります。
詳しい状態は商品写真をご覧下さい。

[光学]
オーバーホール済みです。きれいな状態です。

[動作]
オーバーホール済みです。絞りの動作に若干ムラがありますが、実用範囲内です。
動作確認済みです。安心してお使い頂けます。


[オーバーホール内容]
・レンズ(光学系)の分解・清掃
・無限遠のピント確認・調整
・距離計連動の確認・調整
・絞り羽根の分解・清掃
・絞り動作部分の調整
・ヘリコイドグリスの入れ替え
・沈胴ロック機構の調整(沈胴レンズの場合)