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Leica Summicron 50mm f/2 沈胴 トリウム [Lマウント]【OH済み】

¥180,000

Brand Leica
SKU: Le0381

売り切れ

ブランド: Leica
商品名: Summicron 50mm f/2 トリウム (トリウムズミクロン 50/2 沈胴) 
シリアル: 1020249(1952年)
マウント: ライカLマウント
付属品: レンズのみ

1ヶ月保証付き

沈胴ズミクロンと呼ばれるこのズミクロンは1953年にLマウントで発売、翌1954年にMマウントにも換装され、M3とのセットでライカの黄金期を築いたレンズです。

ですが、この個体は1952年に製造されたものです。何故こういったレンズが存在するのでしょうか。

その理由はズミタールとベースとしたプロトタイプがまず製造され、その後にも試作品と思われるズミクロンが存在しており、どういった経緯からか出回っているからです。(バルナックライカのボディに装着された状態で販売されていたからとも言われています)

シリアルナンバーが920-から104-がその試作品のレンズに該当します。

1951年から52年に製造されたこれらのズミクロンのガラスには酸化トリウムが混ざっています。

このトリウムがレンズの描写性能を上げているのですが、放射性物質を発するんですね。

加えて、経年で黄色く変色してしまいます。そのため、以降のズミクロンにはこのトリウムガラスは使われませんでした。

このタイプのズミクロンは「トリウムズミクロン」や「放射能ズミクロン」と言われていたり、海外では「Radioactive Summicron」といった名前で知られています。

レンズの状態にもよるとは思いますが、Mマウントの沈胴ズミクロンと比べても高い解像感を確認できました。

レンズが黄色く変色していることもあり、モノクロでの撮影の方がより描写性能を実感することが出来ます。


非常に珍しい1本です。

[外観]
経年による使用感はありますが、クロームの仕上げも残っていますので比較的良い状態です。距離指標はfeet表示です。
詳しい状態は商品写真をご覧下さい。

[光学]
オーバーホール済みです。カビ・ゴミ・クモリなどはありません。
詳しく見ると前玉、後玉にややスレが見られますが、描写には影響はありませんでした。

[動作]
ヘリコイド部分のグリスは再塗布済みです
絞り・ピントともにスムーズな動作です。
動作確認済みです。安心してお使い頂けます。


[オーバーホール内容]
・レンズ(光学系)の分解・清掃
・無限遠のピント確認・調整
・距離計連動の確認・調整
・絞り羽根の分解・清掃
・絞り動作部分の調整
・ヘリコイドグリスの入れ替え
・沈胴ロック機構の調整(沈胴レンズの場合)