Leica Summilux 35mm f/1.4 2nd 【OH済み】
¥330,000
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ブランド: Leica
商品名: Summilux 35mm f/1.4 2nd (ズミルックス 35/1.4 第2世代)
シリアル: 268xxxx (1974年)
マウント: ライカMマウント
付属品: フロントキャップ(ラバー)、リアキャップ、社外フード
1ヶ月保証付き
「球面ズミルックス」と言われるこの第2世代の35mmズミルックスはクセ玉として知られています。
1960年代から90年の初頭まで製造されたロングセラーで、いくつかのバリエーションが存在します。
この個体は74年にカナダで製造されたもので、このレンズの中では初期に当たる製造時期です。
描写に関しては発売当初の評判は良いものとは言えず、設計の変更を求める声も多数あったそうです。確かに良い意味でも悪い意味でも「ライカっぽくは無い」というのが当てはまるレンズですね。
同じズミルックスでもASPHレンズのように開放から解像度が高く、自然なボケをイメージとしていると全く違う印象を受けると思います。
実際、初めてこのレンズで開放で撮った時はPCで写真を見た時に滲みが凄すぎて「ピントを合わせ損なったかな?」と思ったぐらいのソフトな描写でした。
ただ、F4ぐらいまで絞ると輪郭、質感を良く出してくれるので、使えば使うほど発見のあるレンズです。
デジタル機では干渉して無限遠まで回らないこともある球面ズミルックスですが、今回の個体は干渉はありません。
ですので、デジタルボディでも問題なく使用可能です。
M8やM9、M MonochromといったCCDセンサーを搭載したデジタルライカで使うと原色が全面に出たフィルムっぽさが更に出てかなり良い感じです。
M 240などの240系のCMOSセンサー搭載ボディの場合はソフトな描写が目立ちます。
絞りと光の入り方で描写が正反対と言えるぐらい変わる、面白いレンズです。
以下のアルバムでその写りを見て頂ければと思います。
社外品ではありますが、12504と同じ造りのフードが付属します。
フードの上下が分離しますのでシリーズ7フィルターを使用可能です。
[外観]
使用感は殆ど無く、塗装や距離表示もはっきりと残っており、非常に良い状態です。
詳しい状態は商品写真をご覧下さい。
[光学]
オーバーホール済み。
カビ・ゴミ・クモリなどはありません。
チリや細かいスレも殆ど見られませんので年代を考えても非常に良い状態です。
[動作]
ヘリコイド部分のグリスは再塗布済みです。
ピントリング・絞りともに動作はスムーズです。
デジタルボディで干渉無く無限遠まで回ることも確認しています。
[オーバーホール内容]
・レンズ(光学系)の分解・清掃
・無限遠のピント確認・調整
・距離計連動の確認・調整
・絞り羽根の分解・清掃
・絞り動作部分の調整
・ヘリコイドグリスの入れ替え
・沈胴ロック機構の調整(沈胴レンズの場合)