Leica Summilux 35mm f/1.4 2nd ストッパー付き
¥490,000 ¥450,000
売り切れ
ブランド: Leica
商品名: Summilux 35mm f/1.4 2nd ストッパー付き (ズミルックス 35/1.4 第2世代)
シリアル: 2347756 (1969年)
マウント: ライカMマウント
付属品: フロントキャップ、純正リアキャップ、12504フード、シリーズ 7 UVaフィルター
委託商品のため保証は1週間です。
「球面ズミルックス」と言われるこの第2世代の35mmズミルックスはクセ玉として知られています。
1960年代から90年の初頭まで製造されたロングセラーで、いくつかのバリエーションが存在します。
この個体は極初期のロットにのみ存在する、無限遠ストッパー付きのモデルです。
シリアルNo.2221201からの3年間で約3000本程度がこの無限遠ロックを備えた仕様で出荷されたという記載の資料もありますが、実際のところ何本出荷されたかは海外のコレクターの間でも明確には定義されていません。
とはいえ、通常のモデルと比べると見る頻度が非常に低いのは確かです。
また、ノブの部分も通常は樹脂ですがこのモデルは軽合金と非常にコストが掛かっていることが分かります。(もっと前のシリアルでは真鍮製)
描写に関しては発売当初の評判は良いものとは言えず、設計の変更を求める声も多数あったそうです。確かに良い意味でも悪い意味でも「ライカっぽくは無い」というのが当てはまるレンズですね。
同じズミルックスでもASPHレンズのように開放から解像度が高く、自然なボケをイメージとしていると全く違う印象を受けると思います。
実際、初めてこのレンズで開放で撮った時はPCで写真を見た時に滲みが凄すぎて「ピントを合わせ損なったかな?」と思ったぐらいのソフトな描写でした。
ただ、F4ぐらいまで絞ると輪郭、質感を良く出してくれるので、使えば使うほど発見のあるレンズです。
また、こちらの個体には専用の12504フードと専用フィルターが付属します。
どちらも非常に良い状態です。
12504は特殊なフードで、上下が分離する造りとなっています。
このズミルックスのレンズ鏡胴側にはフィルターを付けるネジ切りが無いため、そのままではフィルターを装着することが出来ません。
そのため、上下に分離させたフードの中に専用のフィルター(シリーズ7)を入れ、サンドイッチする形で固定します。その状態でフードを取り付けることでフィルターを付けての撮影が可能です。
元々はレンズのみでしたが、前オーナー様がフードとフィルターを探して揃えたということです。
単体で購入すると合計3万円程度ですので、セットで買うと探す手間も無く快適にお使い頂けるかと思います。
元箱は購入されたお店でおまけで付けてもらったということで、ズミルックス 35mm用ですが、シリアル番号の部分は抜けております。ご了承下さいませ。
オーバーホール済みの状態で購入され、大事に使われていたのでレンズ内の状態は非常に良いです。
前玉の端に1-2cmのスレは見られますが、実写への影響はありませんでした。
デジタル機では干渉して無限遠まで回らないこともある球面ズミルックスですが、今回の個体はM-P Typ240にてしっかり無限遠まで回ることを確認しています。
M8やM9、M MonochromといったCCDのデジタルライカで使うとオールドっぽさが更に出てかなり良い感じです。
この第二世代の35mm ズミルックス、絞りと光の入り方で描写が正反対と言えるぐらい変わる、面白いレンズです。
個体は違いますが以下のアルバムで球面ズミルックスの写りを見て頂ければと思います。
[外観]
年代なりの使用感が見られます。
目立つキズや凹みなどはございません。
詳しい状態は商品写真をご覧下さい。
[光学]
カビ・ゴミ・クモリなど無く、年代を考えても非常に良い状態です。
前玉の端に1-2cmのスレは見られますが、撮影には影響しません。
[動作]
ピントリング・絞りともに動作はスムーズです。
デジタルのボディでも干渉無く無限遠まで回ることも確認しています。